2020年2月26日水曜日

今まで食べたハムの中で一番美味!コストコの「JONESヒッコリースモークハム」~加工肉に関する不都合な真実!?

今年1月に購入したJONESのヒッコリースモークハム。たまたま一律300円引きのセールになっていて、表示価格100g229円のところが、182円ほどで買えました。おまけに、オールナチュラルで、人工的な原材料を一切使っていないとのこと。


市販のハムや焼き豚によくある「甘めの味付け」があまり好きではないのですが、このハムは砂糖無添加を謳っているので、買ってみたところ…

これが、めちゃくちゃ美味しかった!今まで食べたハムの中でダントツのトップ!


お味は、とってもスモーキー。しっかり燻製されている感じ。

実は私は、コストコでファンの多いジョンソンヴィルのソーセージをはじめ、メイド・イン・USAの豚肉加工食品がかなり苦手。

飼料の違いなのか、国産の豚肉ではそれほど気にならない「肉の匂い」がものすごく気になってしまいます。昨年は、コストコで売られているカナダ産の三元豚なら匂いが気にならないことを発見しましたが、コストコの試食でポークパテなどをいただくと、「やっぱりアメリカ産はダメ」ということを再確認する羽目になります。

JONESのハムを買うにあたっても、アメリカ産なのに大丈夫か、少し不安があったのですが、300円引きの誘惑に勝てずに購入しました。

が、スモーク風味が強く利いているおかげか、そういう豚肉臭さは全く感じません。

原材料は、豚肉、醸造酢、食塩、セロリ汁、レモンピールパウダー、ジュニパーベリー、しょうがのみと、いたってシンプルですが、そのシンプルさが肉のうま味を引き立たせている感じ。
(なぜ「セロリ汁」が使われているのかな?と疑問に思われるかもしれませんが、これについては後で説明します)。

食感は、繊維がしっかりしていて、結構ギュッギュと噛みしめながら食べる感じ。口の中でふわんととろけるような柔らかいハムがお好みの方は、硬いと感じられるかも。

ただ、これは、私のスライス技術の未熟さによるところが大きいかもしれません。

塊で売られているので、自分でスライスしなければならないのですが、私のようなぶきっちょさんにとっては、ぺらりと美しく切り出すのはなかなかハードルが高い。


クレープ生地でくるりと巻いて、おしゃれな「お食事系クレープロール」を目指してみましたが、「…ブタ子」という言葉がぽつりと浮かぶような仕上がりになってしまいました。

見た目はイマイチですが、おにぎらずにしても美味しくいただけました。


砂糖無添加で甘くないせいか、ご飯にもよく合います。熱々の白いご飯に乗せて、焼き海苔でくるりと巻いて食べる食べ方も美味しかったです。

端っこの方は薄くスライスするのが難しいので、ハムエッグにしましたが、加熱してもスモーキーな風味はちゃんと残っていて、しっかりしたお肉の噛み応えが味わえる一品となりました。

100g200円以下で買える機会はそうそうないと思いますが、これだけ美味しいなら、通常価格でも確実にリピします。


なお、パッケージにデカデカと記されている「UNCURED HAM」という表示についてですが、uncuredってどういう意味?と思って調べたところ、「人工の」亜硝酸ナトリウム/亜硝酸塩が添加されていない製品に使われる言葉だそう。

日本語では「無塩せき」と呼ばれるもの。恥ずかしながら、今回調べてみて初めて知りました。

ここから先は、素人なりに調べた内容をまとめてあります。かなり長いのですが、興味のある方は読んでみて下さい。

亜硝酸ナトリウムは、ハムやソーセージの発色剤としてよく取り上げられる食品添加物です。

「発色剤」とは、着色料のように色を付けるものではなく、肉自身に含まれる赤い色素(ヘモグロビン等)を固定し、加熱・酸化による変色を防ぐものです。他には、肉の獣臭さを消し、最近の増殖を抑える働きもあります(日本ハムHP「食品添加物について」より)。

「発色剤」という名称から、「美味しそうな色をつけるための添加物」という印象を受けるかもしれませんが、そもそも亜硫酸ナトリウムは1990年代初めに、恐ろしいボツリヌス中毒症(かかると神経麻痺を引き起こす重篤な疾患)を防ぎ、肉の長期保存を可能にするために使われるようになったもの。

この亜硝酸ナトリウムは、ヒトの体内で亜硝酸塩に変化すると、発がん性物質であるニトロソ化合物の生成に関与する恐れがあるということが一部で指摘されています(明確な関連性はないという見解もあります)。

米国の農務省はこの発がん性の危険を1970年代に認識し、亜硝酸ナトリウムが添加された肉には、ニトロソアミドの生成を抑制する効果のあるアスコルビン酸(ビタミンC)を添加することを義務付けたため、ニトロソアミドの量は昔に比べて大幅に低下しているということです。

さらに、亜硝酸ナトリウムは実は、ほとんどの野菜、特にほうれん草やセロリなどの「体にいい」野菜に存在する物質です。

そして、実際のところ、「uncured」を謳っている商品でも、亜硝酸ナトリウムが含まれていないわけではありません。

このJONESの商品も、そう。

原材料として表示されている「セロリ汁」には、天然の亜硝酸ナトリウムが多く含まれており、米国の「uncured」と表示されているハム・ソーセージなどの加工肉製品には多くの場合、このセロリジュースやセロリ粉末が使われています。

なお、日本語では「セロリ汁」と表記されていますが、正確には「cultured celery juice」。このculturedというのは、セロリ汁にバクテリア培養菌を加えてありますよ、という意味。つまり、ただセロリを搾った汁というわけでなく、セロリ汁にバクテリア培養菌を加えて硝酸塩を生成し、保存料として使っているということ。

まあ、常識的に考えて、肉を長いこと保存するわけですから、何らかの保存料は必要ですよね。

JONESのパッケージには、「人工の(artificial)亜硝酸ナトリウムは添加されていません」という表示のただし書きとして、「バクテリア培養菌で処理されたセロリ汁に含まれる天然の亜硝酸ナトリウムと硝酸塩は除く」と印字されています(これは、米国の食品表示に関する規則に沿った表示です)。

「亜硝酸ナトリウムは怖い!よくない!」というイメージが世間に浸透している中、「亜硝酸ナトリウム無添加」という表現には、健康に気をつかう消費者の安全意識に訴求する面があることは確かでしょう。

一方で、「Uncured」や「No Nitrate or Nitrite Added」(亜硝酸ナトリウム/硝酸塩無添加)という表示については、米国ではかなり論争が巻き起こっています。

昨年8月には、保存のためにセロリ粉末などを使っている場合でも、「合成の」塩せき剤を使用している製品と亜硝酸ナトリウム・硝酸塩の含有水準は同じであることが判明しているとして、この表示を禁止するよう求める請願が米国の食品安全検査局(FSIS)に提出されています。

つまり、「天然の亜硝酸ナトリウムを使っている方が健康的であり、人工の亜硝酸ナトリウムを使っているものは危険」という認識を与えるような表示をすべきではない、という主張がされています。

そしてもう一つ、「uncured」について調べる中で、衝撃的な情報を見つけてしまいました。

なんと、国際がん研究機関(IARC、WHOの外部組織)の発がん性の分類では、加工肉(ベーコン、ソーセージ等)は、「ヒトに対する発がん性がある」とされる「グループ1」に分類されていました!

この分類を受けて、がん研究を手がける英国キャンサー・リサーチという機関は、1日当たりの加工肉と赤身肉(牛肉・豚肉・羊肉。IARCの分類では、「おそらく発がん性がある」にあたる「グループ2」)の量を70g以下に抑えることを推奨しています。

1日70g(調理後)ってものすごく少ない!

JONESのハムなら、これぐらいの1切れで27g。


朝食にJONESのハムを2切れ食べたら、それだけで1日量の3分の2ぐらいに到達してしまいます。

コストコで激安価格で買える、なとりの「ジャッキーカルパス」を、ちくちくかじるのが大好きな私にとっては、知りたくなかった情報でした…

結論としては、Uncuredだからといって大量に食べていいというものでもなく、全体的に加工肉は、摂取量を控えめするように心がけた方がよいということになるでしょうか。

でも、食品添加物まみれの生活をしていても、元気で長生きしている人もいますよね。

私の76歳の知り合いは、文字通り「何にも」料理しない人で、調理器具といえば「電子レンジ」のみ。ガスもIHも使わない。久々にご飯を炊こうかと炊飯器を引っ張り出したら、コードが行方不明になっていて、結局使えずじまいだったというツワモノ。

けれども、惣菜やコンビニ弁当を滅多に買わず食べ物に気をつかっているにもかかわらず頻繁に体調を崩してジーッとお地蔵さんのように動かない生活を送っている私より、ずっとエネルギッシュで健康的でバリバリ活動しておられます。

神経質にならなくても、一日の加工肉・赤身肉の摂取量の推奨される上限が意外と低いことを頭の隅っこに置いた上で、「適量」を心がければ、極端に心配することもないのではないかというのが私のスタンスです。

それに、食品添加物がそんなに悪いなら、現代人の寿命は短くなっているはずなのに、歴史上、現代ほど寿命が長くなっている時代はありません。その背景にはおそらく、食品添加物の「おかげで」、栄養のある食べ物を摂取しやすくなり、栄養状態が向上したことも一因としてあるはず。

まあ、1日に食べるジャッキーカルパスを4本ではなく3本に減らす程度には減量を心がけようとは思います。

JONESのハムは、健康に良いというより、「今まで食べたハムの中で一番美味しい!」ので、リピ買いします。

参考サイト:
農林水産省サイト:硝酸塩の健康への影響
UK Cancer Researchのサイト:https://scienceblog.cancerresearchuk.org/2015/10/26/processed-meat-and-cancer-what-you-need-to-know/
cultured celery juiceについて:https://mcleanmeats.com/celery-extracts-added-deli-meat/
亜硝酸ナトリウム/硝酸塩について:
https://dontwastethecrumbs.com/nitrates-the-good-the-bad-the-truth/
FSISへの請願について:
https://www.natlawreview.com/article/cspi-consumer-reports-petition-to-usda-uncured-and-no-nitrate-or-nitrite-added

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