2020年9月23日水曜日

コストコの生筋子を使ったいくらのしょうゆ漬け作り2020年版~熱湯洗いでアニサキスも安心!

昨日のコストコショッピングで購入した生筋子(100g598円)を使ってさっそく、いくらのしょうゆ漬けを作りました。

コストコで生筋子を買ったのは、なんと去年が初めて。

それまで、手間がかかって大変そうというイメージで一度もチャレンジしたことがなかったのでした。

高価な食材なので、不器用な私が台無しにしてしまうリスクを犯すより、少々高くても、すでに美味しく加工してあるいくらのしょうゆ漬けを買った方がいいと思っていたのですが、ここ数年のイクラの値上がりに、そうも言っていられなくなり。

去年は、筋子のばらし方がよく分からず、真っ白に濁った筋子を前に青くなったり赤くなったり恐ろしい思いをしたりもしましたが(過去記事:コストコの筋子で、いくらのしょうゆ漬けを作った話~白く濁ったいくらを前に青ざめた夜)、ネットであれこれ調べた結果、70~80度の熱湯を使ってばらすことで、アニサキスも撃退できることが分かりました。

というわけで、今年は落ち着いて、熱湯を使って生筋子の処理を開始!参考にしたレシピは、こちらのクックパッドのレシピです:https://cookpad.com/recipe/3464201

(注:処理中の写真の中には、かなりグロテスクなものもありますので、苦手な方はスクロールせずにこのページを閉じて下さい。)

最初に用意するのは、70~80度のお湯。沸騰したお湯を鍋に移し、小さじ1/2の塩を加え、温度計を差して、80度以下になるまで待ちます。

待っている間に、薄皮に包まれてゴロンと横たわっている筋子を手で開きます。


適当に指を入れて、びゃーっと開けばOK。


今回は、パック入りのものを買ったので、パックの上で作業を済ませました。

が、札幌倉庫店の情報を発信しているアナさんによれば、ロードショーが来ている時は、自分で粒の大きいのを選ぶのがよいそう。

今回、尼崎もロードショー形式だったのに、人が群がっていたのでなんとなく適当にパックされたものを買ってしまいました。来年の教訓にします。

また、アナさんによると、北海道では筋子をばらす専用の器具が売られており、水洗いするとどうしても味が落ちるので、水洗いする人はないとのこと。でも、やっぱりアニサキスは怖いので、わが家は味より絶対的安心感を重視することにします。

お湯の温度が80度まで下がったところで、いくらをドボン。


アニサキスは、70度以上なら瞬時に死滅するそうなので、80度なら絶対安心。

熱湯につけることで薄皮が縮み、筋子がばらけやすくなるので、菜箸でぐるぐるかき回して、ばらしていきます。


かなり、不気味です。まるで、血の池地獄のようです。芥川龍之介の「蜘蛛の糸」は、創作活動の合間に、土間で家人が生筋子をばらしている様子をぼんやり眺めているうちに着想を得たものかもしれませんね。

グルグルかき回すうちに、薄皮だけとれてきます。


1分ぐらい経ったところでザルにあけ、今度は水を張ったボウルに入れます。

一つ一つの粒を包んでいる白い皮が取れてくるので、あく取り網で皮をすくい、上澄みを捨てて、水を何度か替えます。


この白い皮が残っていると食感が悪くなるのでできるだけ取った方がよいそう。でも、完全には取り切れないそうなので、あまり神経質に洗いすぎなくても大丈夫。レシピでは、6~10回以内で水を替えるとありました。


洗ったいくらは、白く濁っています。また、ところどころ白い皮も残ってしまっています。

でも、大丈夫。心配いりません。冷蔵庫で30分ほど冷やすと……

じゃじゃーん!かなりオレンジ色が復活!


これをタレに漬け込みます。

パックで買うと、中に付属のタレが1個入っていますが、めやすは1腹につき1個だそう。私が買ったときはたまたま、北海道ぎょれんの方とおぼしき方がいて、タレを追加でいただきました。


でも、3腹に3個だとちょっとしょうゆがキツそうなので、今回はもらったタレ2袋にみりんと酒を大さじ1ずつ足しました。


タレにつけ込んで、あとは一晩待つだけ。


ツヤッツヤのいくらのしょうゆ漬けの出来上がりです!


たきたてのご飯にたっぷり乗せて、至福のひととき。

少し小粒ですが、皮がとても柔らかくて、存在をほとんど感じさせないほど。味がギュッと濃厚で、やっぱり自分で筋子から作ると美味しさが違います。

熱湯を使うことで、アニサキスの心配もなくなりますし、菜箸でグルグルかき回しているうちに自然と外の薄皮が取れてくるので楽です。また、菜箸を使うので、水洗いの時のように手が生臭くなることがないのもうれしいポイントです。



白濁してしまうと、なにやら不可逆的な化学反応を起こしてしまったように感じて不安をかきたてられるかもしれませんが、冷やせば必ず元に戻ります。白濁は、一時的かつ可逆的な現象です。何の心配もいりません。

注意点としては、いくらの粒をつぶさないように丁寧に作業することと、少々白い皮が残ってもタレに漬けてしまえば、少なくとも見た目は完璧に透明になりますから、神経質に洗いすぎないこと。

そして何より、ジャッといくらをシンクにあけてしまわないように、よく集中して透徹な精神状態で作業すること(ヒヤリハットの経験者は語る)。

以上、2020年版コストコの生筋子を使ったいくらのしょうゆ漬け作りのレポートでした。



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4 件のコメント:

さつき さんのコメント...

まだ子供が小さい時は私も自分は食べないけど、イクラの醤油漬けを作ってました。
子供たちは大好きだったので。
白くても、ちゃんと色が戻る事。
ばらばらに漬けたのに、翌朝行儀よく並んでる事が不思議でした。
翌朝のイクラは宝石のように綺麗でした。
自分で漬けるのって楽しいですよね。
サツキさんのを見て、懐かしく思い出しました(*^▽^*)

サツキ さんのコメント...

さつきさん

筋子、出来上がったときの感動が結構大きくて、作るのが楽しいです。

ホント、まさに宝石のようですよね。
「行儀よく並んでいる」という表現もぴったりです。
お子さんにとっては、お母さんのいくら美味しかったなあといい思い出でしょうね。

熱湯処理だとそれほど手間に感じないので、秋の恒例行事になりそうです。

アナ さんのコメント...

こんばんは、とってもきれいなイクラ醬油漬けが出来上がってよかったですね。
我が家では今年も夫がイクラ醬油漬け担当で熱湯は使わずにイクラ用の網でばらしたのですが
今年も当然のように作ってしまったのでアニサキスとか全く気付かず食べてしまいました!
2~3回食べてあとは全部冷凍にしたので、冷凍保存すると安全と聞いたので大丈夫だと思いますが・・・

我が家のイクラ醬油漬けよりも大阪さんの方がキレイに見えるのは多分、我が家はタレを使わないのと
熱湯で白っぽくならないからいくらの色がそのまま出てしまうのかな?
イクラ醬油漬けは思ったよりも簡単にできで美味しいので一度作り出すとやめられませんよね。

それでも私は本当は、生筋子ではなくてもうすぐ売り出しそうな鮭の大粒の筋子の方が好きなんです!
これは多分、北海道でしか売っていないかも?昨年はお安いので何度も食べましたが今年はどうかな?
コストコでも販売してほしいですが、全国的でないので無理なのかも?こちらもオススメしたいです。

サツキ さんのコメント...

アナさん

筋子と生筋子って違うんですね!全然知らなくて調べました。
生筋子を塩漬けしたものが筋子なんですね。
食べたことないような気がします。
あ、北海道で売っていたおにぎりの「筋子」がそうだったのかも?

アニサキスは目視できるそうなので神経質かなとは思うのですが……

いくらのしょうゆ漬け、昔はコストコで450円とかで買えたのに本当に値上がりしましたよね。
北海道旅行で朝食にいくらの食べ放題がついているホテルを選んで泊まりましたが、
食べ放題用のいくらってやっぱりお値段相応なんですね。