少し前に購入したコストコ新商品の「Maya Kaimal オーガニック・エブリデイ・ダル」。
ダルは、インドでの豆の呼称。ダルカレーは、豆カレーという意味です。
数年前に業務スーパーでも本場インドから輸入したダルカレーが出ていて結構美味しく、何度もリピした記憶があります。
一方、コストコ商品は、米国農務省のオーガニック認証を受けている、メイド・イン・USAの商品。
業スー商品は100円台後半ぐらいのお値段でしたが、コストコ商品は284g入りパウチ6袋入りで2,188円。1袋当たり364円と、ちょっと高め。
ただ、パッケージの日本語表記にはありませんが、英語表記を見ると、2分の1パウチが1食分と記されているので、1袋に2食入り。オーガニックで1食182円と考えると、べらぼうに高いというわけではありません。
「award-winning(受賞歴を持つ)」料理本作家のMaya Kaimal(マヤ・カイマール)氏が考案したレシピだそう。
ちなみに、award-winningという表現は、英語でよく使われる宣伝文句で、何を受賞したか言う必要のない便利な表現ですが、そのまま日本語に訳してしまうと、逆にうさん臭くなる表現でもあります。
「受賞もののジャム」とか「受賞もののチーズケーキ」ぐらいならともかく、「受賞歴を持つ作家」になると「何賞を受賞されたんでやんしょ?」と聞きたくなります。芥川賞とか大宅壮一ノンフィクション賞、アメリカのピュリッツァー賞、イギリスのブッカー賞など名の知れた賞を受賞しているなら、絶対に誇らしげに高らかに賞の名前を挙げるはずですからね。
話がそれました。
このマヤ・カイマール氏考案のダルカレーは、赤レンズ豆のほかに、細長い形をしたバターナッツカボチャとココナッツクリーム、ココナッツオイル、レッドハラペーニョペッパーなどが加えられています。
温め方は2通り。鍋に開けて温める方法と電子レンジで袋ごと温める方法。
簡単なのは、電子レンジ。袋の上部に切れ目を入れて蒸気を逃がす穴を作り、チンするだけ。
ただ、箱には「鍋で温めるのがオススメ」と書いてあるので、洗い物が面倒でなければ鍋で温めた方が美味しく仕上がるようです。
黄色の中に見える黒のツブツブは、ブラックマスタードシードと思われます。
パッケージ写真では目立たないのですが、実物は結構、この黒いツブツブが目立ちます。ツブツブ恐怖症(トライポフォビアという、れっきとした名前がついている)の方は、要注意です。
温め始めは結構、ゴロゴロしていますが、次第になめらかになります。水分は少なめ。パッケージには「プロのヒント」として、「スープっぽい仕上がりがお好みの場合は、水を加えてね」とあります。
マヤさんのお気に入りの食べ方は、「炊いたご飯かキヌアの上にかけて、ヨーグルトとハーブをトッピング」だそう。
炊いたご飯にかけてみたのが、こちら。
とってもエスニックな味わい。ただ、辛さはほとんどありません。辛くないカレーです。
ココナッツが苦手な私は最初おそるおそる口に運びましたが、ココナッツの風味もそれほどきつくはなく、美味しくいただけました。
ただ、1袋2食分というのは、少食な女性2人ならいけるかな?というレベルです。
私がかなり控えめに食べて夫に譲って、ぎりぎり1袋ですむ感じ。
たくさん召し上がる方は絶対、1袋必要です。
さらに、最初に食べたときは大丈夫だったのに、2袋目はどういうわけか、えらくココナッツの風味が強く、一口味見して「こりゃ、ダメだ」。ココナッツ好きの夫に全部食べてもらうことになりました。
夫も「最初食べた時は感じなかったのに、これはココナッツが強い。パウチによってムラがあるのでは?」と言っていました。
というわけで、ココナッツミルクが入ったタイカレーが苦手な方には、絶対オススメしません。ココナッツに圧倒されます。
業スーのダルカレーの方が、エスニックな味わいではあるものの、もっと素直な味で食べやすく、個人的には業スーのダルカレーの方がよかった。コスパも、「2人前」というカイマール氏のダルカレーが284gで300円台後半なのに対し、「1.5人前」という業スーのダルカレーは300gで100円台後半と、業スーが圧勝でした。現在販売されていないのが、なんとも残念。
残りは、ココナッツ好きの夫に食べてもらいますが、6袋2,000円強と決して安くない買い物だったので、失敗したというのが正直な感想です。
パッケージには、「インドの定番の豆料理に、新鮮なひねりを加えてみました」と書いてありますが、ひねりがききすぎて「妙な方向に行ってしまったダルカレー」(そして、能書きの多いパッケージ)という印象が残りました。
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